香港のペット可物件と海外からのペット持込手続き

    香港でペットを飼いたい方向けに、物件選びのポイントやルール、また日本から犬・猫を輸送する際の必要書類や香港側の輸入手続きの流れを丁寧に解説します。安心してペットと新生活を始めるためのガイドです。

    香港におけるペット飼育の基本ルール

    香港では住民の9割以上がマンションで暮らしており、ペットも主に室内飼育が一般的です。犬や猫の他、小動物や鳥を飼う人も多く、住環境や近隣への配慮が特に重要視されます。飼い主には、リード着用・糞の始末・公共空間での行動規範など、香港の漁農自然護理署(AFCD)が定める規則を遵守することが求められます。 

    ペット可の住宅物件を選ぶ上での注意点

    香港では多くの住宅がペット可ですが、古い物件や公営住宅ではペットの飼育を禁止しているところもあります。賃貸契約時には「ペット可」の条項が明記されているか、大家もしくは管理組合の許可が得られているかを確認することが不可欠です。許可なしに飼育すると苦情や契約違反・退去通知の対象になることがあります。自分のペットの種類や大きさによっても物件選びは変わるため、それらを事前に伝えて適切な物件を探すのが望ましいです。

    日本から犬・猫を香港に連れてくる際の準備事項

    日本から香港へ犬・猫を輸送するには、まず日本側で「マイクロチップ装着」、「狂犬病予防接種」やその他のワクチン接種(例:ジステンパーや猫白血病など)が必要です。出発空港を管轄する動物検疫所での輸出前検査を受け、NACCS(動物検疫関連オンライン申請システム)やオンライン申請で輸出検査申請書を提出することが義務付けられています。検査の10日前までに申請を行い、英文の輸出検疫証明書を取得する流れです。

    香港政府が課す輸入手続きと必要書類

    香港側では、AFCD(漁農自然護理署)の特別許可(SPECIAL PERMIT)が必要です。さらに、生後5か月を超える犬は到着後、香港のライセンスセンターでドッグライセンスを取得しなければなりません。許可申請はe-Formまたはダウンロードした申請用紙に記入の上提出する方式があり、日本と香港両国の輸入・輸出規則の順守が不可欠です。手続きが複雑なため、輸送・手続きの代理を扱う専門業者へ依頼するケースが多数です。

    まとめ

    香港でペットと快適に暮らすためには、日本での準備と香港側の許可取得をしっかり行うことが欠かせません。当社では、ペット可物件のご紹介から内見、契約サポートまで日本語で対応いたします。LINEまたはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。